布部駅 北の国から ジオラマ制作日記ep03 ~松の木をつくる~

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布部駅ジオラマ制作日記、三回目はこの駅のシンボルツリーとなっている大きな松の木をつくります。
 
 ※ep1~駅舎と列車をつくる~は、こちら です。
 ※ep2~線路とホーム、小物をつくる~は、こちら です。
 
■幹をつくる
ジオラマの設置する大きな木の作り方はまず基本となる幹から手を付けます。
使うのは太めの配線用の銅線です。
カッターで縦に切れ目を入れて割いて芯になっている銅線を取り出し、ひねっていきます。
根本の部分は太いままでその上にいくつか枝分かれした部分を分けてひねります。

これはまず試作品の段階なので小ぶりにつくっています。

自然な感じになるように元になる写真を参考に枝を分けていきます。

ジオラマベースに固定するのに、大きな木だとぐらぐらして安定しませんのでビスで固定するようにします。
根本の銅線を少しほどいてビスの分だけ余計な銅線をカットします。
ビスの頭もクイキリなどでカットしておきます。

ビスの周りを囲むように銅線を巻き付けていきます。

銅線がほどけないようにはんだを盛って固めます。
使ったのは60Wのはんだごてで、熱くなるのでハンズ台にのせて作業します。

ビスの部分はタップが切ってあるところにはんだが付かないように注意しながら固めます。
冷えたらはんだのヤニやフラックスを綿棒にベンジンを含ませて拭いておきます。

幹を塗装します。 ベースに明るい色を塗ります。

その上に濃い塗料をまだらに塗って幹の感じを出します。

 
■葉っぱをつける
松の木の特徴となるトゲトゲの葉を表現するのに、100均で買った芝マットを使います。

これを適当な大きさに丸や楕円にハサミで切ります。

裏に両面テープを貼ります。 最初にマットの状態の時に幅広の両面テープで全体に貼っておいた方がラクです。

枝に添わせて折り曲げて取り付けます。

葉っぱの付き方を考えてなるべく上向きに尖った部分がくるように取り付けます。


一応試作品の方はできましたが、葉っぱの付き方やボリュームは改善の余地がありそうです。

 
■本番の松の木をつくります
試作品より大きめに、実際の駅舎のサイズとのバランスを考えてつくります。
銅線は1本分だと少ないので、もう1本を重ねてひねってボリュームと長さを足します。

布部駅の写真を元に枝の向きなどを反映させていきます。
現在の松の木は左部分の枝が大きく剪定されていますが、昔の写真を参考に左右ともに枝を伸ばします。
この段階では枝の先は長めに残しておきます。

幹の下にビスを埋め込み、全体をはんだで覆いました。

塗装を施し、芝マットを貼っていきます。
試作品のときよりは葉の付け方がうまくなっているような気がします。

一度貼った芝マットの上にさらに重ねて立体感を出します。

右側の一部が出来たので駅舎に並べて雰囲気を確認します。
うん、いいんではないでしょうか。

芝マットを丸くカットして貼っただけでは裏側が浮いてきたり隙間が出来ています。
これを塞ぐために細かい緑のパウダーをつくります。
芝マットの切れ端をカッターでこすって表面の緑の繊毛の部分だけにします。

隙間や浮いている部分につまようじでボンドを塗ってこの緑のパウダーをふりかけそっと抑えて埋めていきます。

全体ができたらジオラマベースとケースに穴を開けてビスを通しナットで固定します。

完成した松の木です。
広葉樹と違って尖った葉っぱが松の木っぽく見えないでしょうか。
駅舎との大きさのバランスも良さそうです。

上から見たところです。 この角度でもボリュームがあるのでいい感じです。

 
 ※ep1~駅舎と列車をつくる~は、こちら です。
 ※ep2~線路とホーム、小物をつくる~は、こちら です。
 

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