レザークラフトでバイクライフを楽しもうep3~ベストとミニ・ライダース編~

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レザークラフトを始めるとバイクに関連するいろんな作品がつくれます。
直接バイクに取り付けるものではなくてもちょっとしたオリジナルの小物があるだけでバイクに乗っているだけで楽しくなります。
今回は実際に着ることできるベストとそのミニサイズのものとミニ・ライダースキーホルダーを紹介しています。
 
■ミニ・ベストをつくる
レザークラフトをやり始めたらなにか一つ自分でも身につけられるものをつくってみたくなりました。
いきなりジャケットやレザーパンツは難しそうなのでカンタンにできそうな革ベストをつくってみることにしました。
でもすぐに革を用意して大きな作品に取り組んでもし失敗したら革代だけでも相当な負担になります。
そこで一旦ミニチュアサイズのもので試してみることにしました。
デザイン画を起こします。
この展開図でつくったものがそれなりのスタイルになるかどうかの確認です。

今回は型紙も革も一つのピースだけでやってみました。
一応それなりにフチのところにステッチを入れてみましたが、これはあとでいらなかったなと思いました。

できあがったのがコチラです。
前開きはホックで固定、両サイドは革ひもで編んでターコイズとウッドビーズを差し込んでいます。

ミニチュアサイズですがキーホルダー金具も付けて実用的なアクセサリーにしてみました。

先ほどのは黒牛革で制作しましたが、ベスト型ミニチュア・キーホルダーのアクセサリーとしてヌメ革でつくりなおしてみました。

キーホルダー金具を入れたのは同じですが襟のところにスターかしめをあしらっています。

フチのステッチは入れるとかえって革がつってしまうのでやめて代わりに溝を掘って再現しています。
これは更に改良したものでキー金具ではなく二重リングにしています。

ヌメ革以外にも春らしいパステルカラーの革バージョンです。

そしてサイズを小さくしたミニミニタイプもつくってみました。

 
■ツーリング時のプレゼント用に
ミニミニ・ベストをつくってバイクにのせていて、ツーリング先でお話しさせていただいた方にプレゼントしたら喜ばれました。
それ以降、いっぱいつくってバイクにのせていました。
ヌメ革以外にも赤や茶色の革、革ひもやウッドビーズの色もいろいろです。 チャームに出来るようにストラップを付けています。

ライダーの皆さんにお渡しするならと、背中に「交通安全」と入れ神社にもっていって私的にお祈りしてきました。

こうしたミニミニ・ベスト・チャームを今もバイクにのせていて、ツーリング先でお声がけいただいたりお話させていただいた方にお渡ししています。
 
■本格的ベストをつくる
ミニサイズでつくってみてベストのイメージ、デザインと組み立てがだいたい固まってきましたのでいよいよちゃんと着られるベストに着手しました。
大きな革に型紙を写します。

カットしたパーツです。 これらを縫い合わせていきます。

市販されているレザーウェアは工業用ミシンで一気にガーッと縫ってしまえますが、そんなものは持っていないので一針一針手縫いで作業していきます。
さすがにこれだけ大きなものとなるとかなり手間がたいへんでした。

それに輪をかけて、カッコ付けですべてのフチにオレンジ糸でステッチを入れていきましたのでこれまたかなりの作業でした。

完成したベストを着てみました。
胸のところには別パーツでフレンジを入れ、前身ごろはホックとめのほかにホックチェーンで閉じられるようにしてみました。
ポケットも別パーツでつくりましたが、本体前身ごろをカットしてポケットにしたほうがいいのでこれは後日作業します。

クルーザー乗りならこんなベストもかっこいいのですが、安全性的にはどうなのかと思っちゃっています。
 
■ミニ・ライダースを考える
ホンモノベストの試作用につくったミニ・ベストが気に入ったので、次にバイカーの定番アイテム、ライダースもつくることにしました。
といっても着るサイズではなくミニチュアです。
昔、冬になると着ていたライダースはアメ横で買ってきたアメリカ輸入品でしたがWBタイプのものです。
実際に襟を開けて着ると走っている時に首元が寒くてたまりませんでしたがデザインは気に入っていました。
制作するのもその時のWBタイプのものです。
これも最初にデザイン画とその展開図で検討します。

必要なパーツを揃えました。
前身ごろ一体の本体、両腕、襟おもて、ベルト、ベルトとめそれにファスナーとバックル、ナス管、キーホルダー金具です。

ファスナーは本体のサイズに合わせてカットしてコマ詰めして短くしています。
本体底は折り返して両腕を縫います。
縫っていく順番をうまく考えないとあとからでは縫えなくなってしまいます。

完成したミニ・ライダースです。
ファスナーは開けしめできますがオープンタイプではないので完全前開きにはなりません。
ポケットは別パーツのものとファスナーの端材を差し込んでいます。

 
このミニ・ライダーを紹介したところ、かなり人気があったのでショップでワークショップを開催しました。
あらかじめ型紙にしたがって革をカットして必要なパーツをセットしておきました。
縫う部分に菱目打ちで穴を開け、手縫い針と糸を使い手縫いをしてかしめを打っていきます。
講師役をつとめて実施しましたが、まったくレザークラフトをやったことのない参加者の方も4時間という時間内でみなさん完成されていました。

 
その後もつくるたびにすこしづつ改良を重ね、襟にはエポレット(襟章)をつけ、襟のかしめはスタータイプに、袖口も開いてダミーのファスナーをつけました。

さらに腕の部分の筒状のところ、それまでは接着するだけでしたがどうせなら縫い目をつけてみました。



また背中にはバイクメーカーのロゴをスタンピングリーフで箔押し風にいれてみたりもしました。

サイズや色のバリエーションも増やしています。

こちらも女性に人気だった赤いライダースのワークショップの作品です。

 
■ネット販売
ブログやツイッターで紹介していましたが「つくれる自信がないので完成品が欲しい」「バイクに乗っている父や友人にプレゼントしたい」というご希望をいただいたのでネット販売を開始しました。
革も牛革だけなくバッファローや柔らかいものも使ってみました。

ディテールを一部省略してすこしお安いモデルも用意しました。
地方にお住まいの方から「ワークショプには参加できないけど自分でつくってみたい」というご希望には説明書付きのキット販売もおこないました。

詳しい作り方にはついて専用サイトで動画でご覧いただけるようにしました。

 
ミニ・ライダースはまだまだつくるのに手間がかかるのでもう少しサイズを縮めてカンタンにできないかと思案中です。
赤い革でマイケル・ジャクソンのスリラーMV風のものや背中にバイクロゴのはいっているものも作りたいですが版権の問題があるので個人で楽しむ範疇までですね。
 
今回も長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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