バイクに乗っているといろんなグッズが欲しくなります。
ウェアやパーツのほかにもバッグ、ケース、ポーチなどなど。
ショップやネットで市販品を購入するのもいいですが好みになったオリジナルアイテムが自分でつくれたらもっと楽しいと思いませんか。
レザークラフトをはじめればそんなバイクライフをもっとワクワクするものにできるのです。
今回は私が制作したアイテムの中でスマホケースや財布・ウォレット関連を紹介していきます。
※ここで紹介しているほとんどの作品の制作工程はこのブログの過去の記事で紹介しています。
■レザークラフトをはじめたきっかけ
そもそも私がバイクの革製品に興味をもったのは18年前にハーレーに乗り出した時です。
購入記念に奥さんが革製のロングウォレットをプレゼントしてくれました。

バイク乗りそれもアメリカンなクルーザータイプにぴったりのアイテムです。
何軒もお店を回ってこのロングウォレットを選んでくれました。
それまでこのようなものは使っていなかったので早速ツーリングで出かける時に毎回愛用していました。
さらに半年後に今度はメディスンバッグをもらいました。
これも腰に下げてちょっとした小物をしまっておけるので便利でした。

こうしてバイク=革製品というアイテムに出会って過ごしていましたがもともと何か自分でつくる、クラフト的なことが大好きなので「こういう革製品のものを自分でつくれたら楽しいだろうな」と考えるようになってきました。
翌年の誕生日に思い切って奥さんにレザークラフトの手作りセットが欲しいとおねだりしてみました。

革の手縫いに関する道具工具が一式そろったキットです。
さて、なにからつくろうか。。。でも一番最初に手掛けたのはレザークラフトの作品ではなく手縫いする時に革を挟んでおける「レーシングポニー」でした。

DIYアドバイザーの資格ももっていて木工作も得意なのでまずはそこからつくりました。
これも市販のものでは満足できなかったので自分なりに
・革をはさむ部分はボルト・ナットではなくノブスターを使って手で開け締めできる
・支柱は使いやすい角度にしたり裏側にすぐ変えられるように可動式にする
・はさむ部分が広すぎると小物では不便なので小さめにする
などの工夫をこらしました。
実際に使用している様子です。

この作品は手縫いキットに入っていた型紙と革をつかってはじめられるものです。
ミニ・ベルトポーチでミンティアなどを入れておけます。
はじめてつくった割には縫い目もまずまずかなと思っていました。

実際に使用しているところです。

■スマホケースの制作
本格的にレザークラフトをはじめました。
この時はもらったロングウォレットとメディスンバッグを使っていたのでつくる必要がなかったので最初につくったのはスマホケースでした。
バイクでつかうことを前提にしたので必ず落下しないようにベルトループタイプにしました。 それに本体とフラップのパーツをつくりました。

オリジナルとしての機能としてフラップは本体と一体化や縫い付けはせず、ホックで取外しできるようにしてみました。

フラップの部分だけ別のデザインのものをつくればその日の気分や、ビジネス・プライベートで使い分けできるようにしました。
爬虫類革をいれてみました。

さきほどの本体に別のフラップをつけてみました。

こちらも別のフラップです。 ハーレーのバー&シールドのロゴとコンチョをあしらってます。

このデザインは気に入ったのでスマホを大きな画面のものに買い替えた時も同じデザインでつくりなおしました。

二つ目のスマホケースもだいぶ貫禄がでてきたころそろそろ新しいケースに着手しました。
レザークラフトでは「カービング」という技法で模様を彫り込むのも一般的なのでトライしてみました。
図案はシンプルでよく採用されているハナミズキです。

カービングナイフは初めてつかってみましたが。。。。うーんうまくできません。
立体感の再現や細かな再現ができていません。

この頃ブログでレザークラフトをいろいろ書いて掲載していたら、自作のレーシングポニーについていくつか質問をいただきました。
「木工が苦手です」「もっとカンタンにつくれませんか」「安くできませんか」など。
そこで紹介したのが、100均ショップで手に入りやすい布団干しクリップとブックエンドを組み合わせて挟んで手縫いする簡易レーシングポニーです。

話しを戻しますがカービングでつくったスマホケース、我ながら失敗作です。
でもせっかくつくったのでつかってみます。
カービングではなく周囲のかがりで勝負しようと思ってかがりだけかなり凝ってみました。
革紐かがりといえば「シングルステッチ」「ダブルステッチ」が一般的ですがより高度で手間がかかって豪華に見える「メキシカン・バスケット・ウェーブ」という手法です。 まあ知ってる人しかすごさがわからないでしょうね。
普通のダブルステッチで使う革紐の長さはかがる長さの4倍程度ですが、こちらは8倍くらい使い手間も相当なものです。

このカービングスマホケースを使っていた期間は短かったです。

すぐに次の作品にとりかかりました。
いよいよ本体の立体成形です。
スマホよりひと回り大きな木製木型をつくりその周囲を枠だ囲い、水で濡らせて柔らかくした革を挟んで固定します。

できた立体革です。 角の部分もきれいなアーチになっています。

この立体成形したものを本体にしてフラップにはヘビ革をあしらいます。

完成した立体成形のスマホケースです。
これはそれまでつくってきた中で一番のお気に入りになりました。

ここまでつくってきたレザークラフトで使っている革は牛革のヌメ革ばかりです。
ヌメ革は加工もしやすいのと使っているうちにエイジングでいい感じにアメ色に変化してくるのが好きなんです。
でも次に紹介するのは黒の牛革製です。
今回はフラップにクロコダイルをいれてみました。

これも立体成形でダブルステッチ入れ、フラップ取外し可能です。

スマホをひと回り大きなものに買い替えましたのでふらっぷはそのまま使い本体だけワンサイズ大きなものに作り変えました。

その後さらにスマホに合わせて今度はフラップのつくりなおしハーレーのコンチョを使ってみました。

スマホはだいたい3年くらいで買い替えていますのでそれに合わせて新しくつくっています。
今手元に残っているスマホケースはこんな感じです。 現在使っているのは左下の黒いシンプルなものです。

私のスマホケースはバイクで乗っている時を想定したベルトループタイプですが、奥さんからのリクエストでブック型の開くスマホケースもつくっていました。
こちらは希望されたQUEENのデザインをスタンピングリーフの技法で金色の箔押しで入れたものです。

うしろ側はこんなデザインになっていました。

■ウォレットホルダー
レザークラフトをはじめた男性がどうしてもつくりたくなるのが長財布、ロングウォレットですよね。
私の場合、まず手掛けたのはウォレット自体ではなくホルダーの方でした。
あるイベントのアンケートで当選して市販されているロングウォレットをいただきました。

このロングウォレットはすこし大きめで革もしっかりしたものを使っていたのでかなり厚かったのです。
そのままではライダーパンツのポケットには入りませんでした。
そこでウォレットホルダーをつくってみました。
紙で型紙をつくってデザインとサイズを確認します。

これをもとに制作しました。 留める部分をうまく除けています。

実際に使用しているようすです。

■ロングウォレットとウォレットチェーン
いよいよレザークラフト・マニアの目標、ロングウォレットの制作をはじめました。
革は今回もヌメ革です。 やはりエイジングでのアメ色変化を楽しみたいです。
仕様は札入れ部分には中仕切りを入れカード類は8箇所設置、小銭入れの部分はチャック式としました。


バイクでの使用を考えお尻のポケットに入れていて走っていても落とさないようにウォレットチェーンもつくりました。
よく「ウォレットチェーンはかっこ悪い、ダサい」とか言われますが実用性重視です。
革紐を四本丸編みで伸ばしていきます。

ベルトループに留める方もつくりました。

完成したロングウォレットとウォレットチェーンです。
どうでしょうか。 市販品にも負けないできだと自負していました。

このロングウォレットのデザインは上で紹介していたスマホケースとおそろいにしていました。

このロングウォレットは使い勝手もよくデザインも気に入っていたのですが弱点もありました。 それは雨に弱いという点です。
普段なら雨の日はこの財布を使わければいいのですが1週間とかの長期北海道ツーリングで何回かつかっているとどうしても雨に濡れてしまいます。
それで新しいロングウォレットの制作に着手しました。
一度は自分の技能に挫折を感じてやめていたカービングに再度チャレンジしました。
仕様自体は前のタイプと同じです。

雨に濡れた前モデルと新しいロングウォレットです。
エイジングでいい色に年かしてきましたがジーンズでこすれた部分に紺色がのり雨染みもできていました。

今回のカービングは前回よりだいぶよくなってきたかなと思っていました。

■バイク用二つ折り財布
バイクで使う時にロングウォレットをパンツのお尻のポケットに入れていましたが、だんだんといろんなお店や食堂での支払いに現金、札や硬貨で払うことがへってきて大きく長いロングウォレットである必要性がうすれてきました。
そんな事もあって今度はバイクで使うことを前提にして二つ折り財布をつくりました。
雨にも染みができにくい黒革を使いました。
せっかくなのでスタンピングリーフで私と愛車が写っている写真を元にスタンピングリーフでハーレーのロゴと一緒に箔押し風にしてみました。

札とコイン、カードは必要最低限さえ入ればいいようにコンパクトにしました。

コイン部分はバネホックのポケット式でカード入れは3個所です。

完成したバイク用二つ折り財布と黒いウォレットチェーンです。
今は普段でもツーリングでもこの財布を使っています。

そうそう、私が最初にロングウォレットをつくった時、奥さんが「私もそういうウォレットが欲しい。 でも長いのは不便だからハーフサイズで」というリクエストの答えて制作したのがこちらのハーフウォレットです。
周囲を革紐かがりで仕上げてあります。

内側はこんな感じです。

今回も長文、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は、ミニ・ライダースやベストの紹介の予定です。
レザークラフトでバイクライフを楽しもうep2~スマホケースとウォレット編~
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