レザークラフトでバイクライフを楽しもうep1~バイクアイテム編~

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前回、ツーリングの時に便利なバイクにつけるボトルホルダーを紹介しました。

ツーリングのほかの趣味として3Dプリンターやレザークラフトをやっていますが、3Dプリンターでつくった作品は熱や耐久性が弱いからカー用品ならいいけど、直射日光や高温、風雨にさらされるバイクで使うものは難しいです。
その点レザークラフトでつくったものなら、もともとバイクのシートやバッグで使われているように自作したものでも十分実用になります。
今までレザークラフトでつくってきたバイクで使っている作品を紹介していきます。
 
■タンデムシート改良
最初に紹介するのはタンデムシートを改良してきたものです。
ハーレーに乗り始めたころツーリングの6割以上は奥さんとのタンデムでした。
奥さんとのタンデムはハーレー以外ではホンダHAWKでは数回出かけたことがありましたが、オフロードのXL250やレーサーレプリカのKR250Sは乗っていて疲れるということでほとんど乗ってもらえませんでした。
 
ハーレーでも長時間、長距離乗っていても疲れにくいような工夫として、
・リアにハーレー純正のキングツアーパック(リアボックス)をつけて背もたれと肘掛けを設置
・タンデムステップをバータイプからボードタイプに変更
・タンデムグリップを設置
そして走りながらでも水分補給できるボトルホルダーを取付けました。

 
それら以上に長時間乗車で疲れに影響するのはタンデムシートの座り心地です。
もともとハーレー、FLSTCヘリテイジ・ソフテイル・クラシックのリアシートは座面も広く座りやすい形状になっていると思います。

ほかのバイクでしたがタンデムシートにドーナツクッションをくくりつけているのを見かけたことがあります。
タンデムシート1からすべて自作するのは無理もあるし安全性も不安があるので元からあるシートにクッションを追加することをやってみました。
最初にやったのは低反発の枕をタンデムシートに括りつけてその上を別のカバーで覆う方法です。
ヒモでしばって形を整えています。

この状態で新聞のちらしで覆ってどういう風に型取りすればいいか確認しました。

それを元にレザーをカットしました。
シートに使うのは本革より合皮レザーのほうが耐久性もありこすれても表面がくずれてこないので向いていると思います。
実際に15年以上つかっていますが縫い目のほつれはあっても表面には一切劣化はみられません。

元のシートにかぶせ周囲にポンチで穴を開けヒモで閉じて固定しています。

完成したタンデムシート改良版Ver1です。
コロコロと丸い形状ですが実際に奥さんに乗ってもらい走行した結果かなりラクになったようです。

初期版を改良してつくったVer2には縁のところに運転席側にシートと同様に丸頭カシメを打ってあります。

これはVer3です。 低反発枕ではなく硬さの異なるスポンジと低反発素材を何層にも重ねています。

オリジナルのシートはサイド部分がエッジになっているのでここをなだらかになるようにクッションを足して座りやすくしています。

新しい形状に合わせて型紙も一からつくりなおしています。

クッションはそのまま収納すると雨中走行のときにカバーのつなぎ目から雨が侵入して痛みやすくなるので薄いビニールで覆ってからいれています。

これでほぼ完成に近づいてきました。 裾の部分にはやはり丸頭カシメを打っています。

このあとVer4、5と改良して縁にパイピングを施したり前にずり落ちてこないように高さを変えたりしました。
おかげで1週間2500km程度の長期北海道ツーリングでもあまり疲れを感じることなく乗っていられるようになりました。

 
■タンクポーチ制作
しばらく乗っていて気になっていたのが、ココタンク上のメーターからシートにつながるところの革パッドです。
ここにはハーレーの純正オプションでも「タンクパネルポーチ」という商品名でちょっとした小物を収納できるポーチが販売されています。

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かんたんな構造の割に3万円以上するので自作してしまいました。
デザインはほとんど市販品を参考にしています。
ポケット部分の立体構造をつくっています。

完成した作品です。 ハーレーのエンブレムを付け回転鍵で開閉できます。

ここには普段つかうクスリを入れています。
というのは長時間走行していると左足をつることがあるのでコムレケアを使っているのですがこれがはいっています。 足でギアチェンジを頻繁にするのでつりやすいんですかね。

ベースとフラップの縁の部分には純正オプションより豪華にみえるように革紐のダブルステッチでかがっています。

 
■エキパイヒートカバー制作
オリジナルのFLSTCのマフラーは右サイドから二本出しになっています。
でも私の中のハーレーのイメージは左右二本出しなのでディーラーに依頼して左右出しのエキパイにカスタムしています。
もちろんこの状態でちゃんと車検も通過しています。
ただ右から排出されるエキパイをエンジンのうしろを通して左側にもってきているので取り回ししているエキパイが足の近くにあってかなり高温になっています。
そこですこしでも熱対策になればと思ってサーモバンテージを巻いています。

その上に金属製のヒートガードをかぶせていますが内側には耐熱シートをはっています。
このガードが熱で熱くなるので2.5mm厚の革でカバーをつくりました。

こんな感じになっています。

足に当たる部分はかなりガードできています。

でもしばらく乗っているとこんな状態になってしまいました。

エキパイがむき出しになっている場所の温度を測ってみると260度以上あります。
革が燃える温度は1000度以上なので燃える心配はないですがこれでは効果が期待できないのでけっきょくとりはずしました。
バンテージも、巻いているとかえって熱がこもってしまい、無い方が走行時の風でエキパイを冷やす効果が削減されるのでこれも取ったのですがはずしたあとのエキパイの焦げが悲惨なことになっていて最初から付けなければよかったと反省しています。


 
■レッグガードを改良
エキパイの熱問題、実は左側より右側のほうが深刻でした。
上の温度を測っている写真からわかるようにエンジンから出た直後のエキパイがグルっとカーブしていますがここが右足のモモ内側にかなり近くを通っています。
そのため夏に走行するとこんな感じで軽いやけど、水ぶくれができてしまいます。

冬の革パンツ以外の3シーズン用ライディングジーンズには転倒時と熱対策でレッグガードを付けていますがずり落ちてきやすいのでレザークラフト用のジャンパーホックを打ってあります。

レッグガードの方にもホックをつけて落ちてこないように対策しています。
この写真は最初に付けた時のものでシルバーだと目立つので黒いホックに付け直ししました。


さらに右足の方には最初に書いたとおりエキパイからの熱をモロにうけるのでここをカバーする革を足しています。

今は足のほうはこの格好でバイクに乗っています。

バイクに乗って走っている時にはエキパイの熱をガードしてくれるのでだいぶ楽になりました。

この追加した部分も端が切りっぱなしだとカッコ悪いので革紐でかがっておきました。

 
■ライダースデザインのツールバッグ制作
最後に紹介するのはライダースデザインのツールバッグです。
レザークラフトでミニチュアサイズのライダースジャケットのキーホルダーをつくっていますがそれと同じようにWBの襟デザインをモチーフにしたバイク用のツールバッグをつくってみました。
筒型のツールバッグにいかに襟の部分をリアルに見せられるかパターン紙を何枚も試作して試行錯誤しました。

これは途中段階のものですがまだまだ完成には程遠い状態でした。

ようやくイメージに近いWBの襟が出来てきました。
革だけだと形を保持できないので中にベースを埋め込んでいいます。
左右のベルトとポケットはまだ紙の型紙の段階です。

襟の内側にはメーカーロゴ(?)を入れたいので、スタンピングリーフの技法で黒い革にゴールドの箔押しを入れています。

完成した作品です。 ほぼイメージどおりのものができました。

デザインは昔着ていたWBの革ジャンそのままです。

うしろはこんな感じで肩のエポレット(襟章)のところにD管を付けています。

開閉するのはベルトの尾錠(バックル)ではなく、裏に隠して付けてあるワンタッチバックルでカンタンにできるようにしてあります。

バイクのどこに取り付けるのがいいか悩みました。
バイカーではこのヘッドライト下に付けていることがおおいですがサイズが小さいのとこのヤッコカウルのあるハーレーには似合いません。

サドルバッグ上に載せてもいいかなと思いましたがバッグの開閉のじゃまになります。

結局今はリアのキングツアーパック(リアボックス)の上のシェルフに取り付けています(赤いミニ・ライダース添え)。
中にはツーリング先でお声がけいただいた方にプレゼントするミニミニ・ベスト型チャームが入っています。

このツールバッグは左右のD管にショルダーベルトを付けるとポシェットとしても使えるようにしてあります。

 
■今回は「レザークラフトでバイクライフを楽しもう」のバイクに実際に取付けていたりツーリングの時に役立っているアイテムを紹介しました。
次回はツーリングの時に使っているスマホケースやウォレットなどを紹介します。
長文、最後までご覧いただきありがとうございました。

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