北海道室蘭の岬の上に、まるで映画のワンシーンのようにポツンと建つアンティーク喫茶店があります。
その名は「ランプ城」。
昭和の雰囲気をそのまま残した店内、天井一面に飾られたレコードジャケット、そして手作り感あふれる独特な空間。
多くの人を魅了してきたこのお店は、創業から64年という長い歴史を持っています。
一度は閉店した室蘭の名店「ランプ城」
しかし2024年春、長年お店を守ってきた当時の店主さんがお亡くなりになり、惜しまれながら閉店となりました。
「もう一度あの場所でランプ城の灯りを見たい」
そんな多くのファンの願いが集まり、孫娘さんがクラウドファンディングを立ち上げました。
そして2025年7月、たくさんの支援に支えられランプ城は奇跡の再開を果たしました。
さらにその後も、お店を未来へ残していくためには建物や設備の補修が必要となり、再びクラウドファンディングへ挑戦。
目標金額180万円に対し、最終的には250万円を超える支援が集まりました。
遠くからでも何か応援できないか…3Dプリンターで作った贈り物
私はまだ実際にランプ城さんへ訪れたことはありません。
それでも、これだけ多くの人に愛される場所なら、遠くからでも何か力になれないかと思いました。
そこで、自分の得意な3Dプリンター制作を使い、ランプ城さんへプレゼントを作ることにしました。
観光地のような「ランプ城記念撮影モニュメント」を作りたい
最近、全国の観光地では地名や場所の名前が入った大きなモニュメントが設置され、訪れた記念撮影スポットになっています。
ランプ城さんは、店内の雰囲気がとても個性的で、写真を撮ってSNSへ投稿される方も多いお店です。
そこで「ランプ城に行ってきた!」と一目でわかるような、小さな撮影用ミニモニュメントを作ることにしました。
最初はアルファベットデザインから試作
観光地のモニュメントによくあるアルファベット表記でデザインしてみました。

しかし、どうもランプ城らしさが伝わりません。
ランプ城の象徴「入口看板」をデザインに採用
そこで思いついたのが、階段を上った先にあるランプ城の看板です。


このロゴを使えば、誰が見ても「あ、ランプ城だ!」と分かります。
ただ、そのままだとカタカナ部分が浮いてしまうため、裏側に補強用のステーを追加しました。

完成!横幅約20cmのランプ城ミニモニュメント

完成したサイズは横幅約20cm。
店内で写真を撮る時に一緒に写していただければ、SNSを見た人にも「あ、ランプ城へ行ったんだ!」と伝わる撮影アイテムになると思います。
ただ、カタカナ部分はベースとの接着面が少なく、強度面に少し不安がありました。
そこで裏側には斜めの支えを追加し、できるだけ壊れにくい構造にしました。
小物撮影用の小型バージョンも制作
さらに、ドールや小物と一緒に撮影する方にも使いやすいよう、看板デザインを再現した小型タイプも制作しました。

こちらもすでにランプ城さんへお届けしています。
クラウドファンディング達成記念!第二弾ミニモニュメント
第二回クラウドファンディング成功のお祝いとして、もう一つ新しい作品も制作しました。

今回は背面に低い補強板を追加し、さらに丈夫な構造に変更。
サイズも約10cmとコンパクトにしました。
ランプ城の店内をミニチュアで再現
今回の作品は、さらにランプ城らしさを詰め込みました。
特徴的なのが、天井から吊り下げられた手作りのシャンデリアです。
このシャンデリアは、お店を作られたお祖父様が手作りされたものだそうです。

また、天井一面に貼られた世界各地のレコードジャケットも再現しました。

写真から解析すると、赤丸部分のレコードジャケットは
Julie London「Julie Is Her Name」と判明。

ランプ城名物メニューもミニチュア化
さらに、店内でドール撮影を楽しまれる方も多いということで、ランプ城らしい小物も制作しました。
- 名物オムライス
- ワッフル
- リボンシトロン
- ジンギスカン鍋
実はランプ城さんは、もともとジンギスカン店としてスタートした歴史もあります。

小さな作品に込めた「ランプ城への想い」
これらの作品は、単なる模型ではありません。
64年間、多くの人の思い出を作ってきた場所が、これからも長く続いてほしいという願いを込めて作りました。
遠くから応援する形ですが、この小さなモニュメントが、訪れた人たちの写真や思い出作りのお手伝いになればうれしいです。

いつか私も実際に室蘭を訪れて、ランプ城の扉を開け、あの独特の空間を体験してみたいと思います。
室蘭の名喫茶「ランプ城」へ行ってみたい方へ
昭和レトロ、アンティーク、レコード、手作りの温かさ。
そんな言葉が似合う、今では貴重になった喫茶店です。
室蘭を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
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