テレビやネット、新聞などでなんどか取り上げられている北海道白老町のかに料理専門「かに太郎」さんのプラモデルをつくってみました。
※最後にこの試作品の組立て動画を載せています。
もともと正月にネットでこちらのお店の昔の姿のニュースを見て急につくりたくなってジオラマを制作、それをかに太郎さんのご長男が運営されているXでもみていただいて、実際にお店でそのジオラマを飾っていただいていました。
それをネットで紹介されていたときに「プラモデルにしたらいいのに」というご意見をいただいていました。
3Dプリンターで制作していますのでデータがありましたけど、今回プラモデルにするにあたり一からデータを作り直しました。
せっかくならプラモデルらしく各パーツをランナーにつなげて設計してみました。
パーツの点数はそれほど多くはしていません。 リアルなスケールモデルというよりだれでも気軽に楽しめるようなイージーキットにしたつもりです。
サイズ的には屋根の直径が3.5cm、実際のお店が約13mのようなので縮尺としては1/370といったところでしょうか。
この段階で3Dプリンターで試作をしてみました。
かわいいジオラマでこれならいいかなと納得。
何度か組み合わせやサイズを変えて試作を繰り返しました。
そろそろプラモデル仕様にするために箱絵もつくってみました。
外箱や組立説明図もつけてようやくプラモデルらしくなりました。
この段階でかに太郎さんのご長男に「こんなモノはいかがしょうか」と打診してみました。
興味をもっていただけたようですすめることにしましたが、その際に「(色を塗らないで済む)カラーバージョンはできませんか」とのご提案をいただきました。
今までは自分で塗装するのもプラモデルの楽しみ方だと思っていましたが、ガンプラを持ち出すまでもなく最初からカラーパーツで成形してあって素組みでもそれなりに楽しめるのが今流なのかと思い、カラーパーツ化することにしました。
基本的には今までつくったパーツを色ごとにわけてランナーにセットすればいいわけです。
ただ、赤や茶色のフィラメントをもっていなかったので新たに購入しました。
新しい3Dプリンターも導入しましたので制作速度も精度も格段にあがりました。
そうして分割して制作したのがこちらのパーツです。
プレートだけは金色で制作してあります。
外箱はまだこれからデザインを考えていきますが、カラー成形だけでなくお店の外壁に貼る名前や看板などもシールで再現してあります。
今回のモデルの特徴は、かにゲートのあった昔のバージョンと無しの現状のどちらのお店でも選んでつくれるようにしてあります。
小物パーツでは海辺を眺めるテラス席の椅子とテーブルのセットや薪として使用しているお店の外に山積みになっている木材も再現してあります。
かにめしも色分けして塗装するのはたいへんなので写真からシールに起こしてあります。
いったん出来たあともすこしづつ改良を加え、店内の備品として2.5cmのサイズに特徴的なストーブや地下のトイレの入口や手すりも追加してみました。
パッケージや説明図などまだ課題はありますが、かに太郎さんで販売していただいて皆さんに楽しんでいただけたらうれしいですね。
組立て動画はコチラになります。
かに太郎のプラモデルをつくってみた(組立て動画あり)

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