バイクでツーリングに出かける際、昔だったら写真を撮るだけで満足していましたが、最近はそれだけでは満足出来ず動画を撮影して、臨場感ある思い出を残しておくのが楽しみになりました。
今までにもいろんなビデオカメラやデジカメの動画機能を試してきましたが、最近GoPro HD HERO2 を使い始めてからはこの機種の動画に満足してこれ一台で済ませる事が多くなりました。
特に北海道ツーリングでは最初から最後まで、このGo Pro2 で北の大地の走行風景を撮影して、家のパソコンで再生しては楽しかった思い出に浸っています。
それほど惚れ込んでいるGo Pro2 ですが不満が無いわけではありません。
・確認用のモニタが無い
どんな角度で設定出来ているか、再生してみるまでわからない。
モニタが付いていれば、見えている範囲とか確認出来るのに。
オプションの別売りモニタを付ければ可能ですが、1万円近くする・大きく重くなる・電池の消耗が激しい、などの欠点があります。
・リモコン操作が出来ない
本体でオンオフスイッチを操作するのですが、わかりにくいので手元で操作できるといい。
これも別売りのWi-Fiユニットで可能になるようですが、スマホでの操作や電池の消耗を考えると実用的ではない。
そんな欠点を判った上で、国産メーカーが真っ向勝負で挑んできたのが、この JVCケンウッド から発売された「ADIXXION GC-XA1」です。
アクションカムとして、小型の本体の横に小さいながらも液晶モニタを備え、別体の透明ケース無しで防水機能があり、しかもWi-Fi機能まで装備しています。
価格も同ランクの3万円弱、実際にネットでは2万円台で発売されています。
実際に実物を見てきました。
たしかに小さくていい感じです。
デザインも国産モノらしく、Gショック風の耐震ボディです。
購入されて撮影された動画もいろいろとアップされているようですね。
現物を見てさわった感想と、使った方のコメントからすると、
・電源ボタンと録画ボタンが近すぎて小さいので、バイクのグローブをしたままでは操作しにくい。
・充電時間が長い割りに、録画出来る時間が短い。
・録画された画像は色がはっきりして、特に緑の木々は綺麗に再現されている(GoProは黄色っぽくなる)
しかし解像度は高くなく、のっぺりした画像になっている。
・手ブレ防止機能はあるが、補正効果はあまり高くない。
・いろんな場所への取り付け用のパーツ、アタッチメントの充実度はまだまだこれからというところ。
これらから考えるとあえてGoProから買い換える必要は無さそうです。
特に充電時間と録画時間の問題、そして走りながら録画のオンオフスイッチ操作の問題の二つは致命的に思えます。
この辺は、どういう使い方をするか、何を重視するかによって求める機材が違ってきますね。
みなさんだとどちらを選びますか?
詳細はメーカーのサイトから
■ ソニーからも、10月12日に同じようなアクションカム、HDR-AS15が発売されますね。
アタッチメントの構成とか、本体以外に透明の防水・防塵ケースがあったり、それが防水タイプと録音タイプがある、接着式マウントベースが平面と曲面タイプがあるなど、ほとんどGoProと同じようなつくり・システムになっていますね。
かつての「ソニー製品」のような独創性が無いのは、今の国産家電メーカーの開発力の無さを露呈しているようで寂しいですね。
これで三種類、おおどころが揃いましたが、果たしてどれが生き残るんでしょうね。
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