最初に私がハーレーを購入する時には、「ハーレーといえば大きなカウリングの付いてるヤツ(ウルトラ)とか、昔から知っているローライダー」というイメージしかありませんでした。
でも実際に自分で購入して、わがやの駐車場に出し入れすることを考えるとウルトラでは重すぎる(400kg)から無理そうだし、ローライダーだと妻とのタンデムが年間かなりの回数になりそうなのでタンデムシートが小型でシーシーバーの無いと辛そうなのでこちらも却下となりました。
そんな中でクリアだけど大きなウインドシールドがあってサドルバッグやシーシーバーが付いているヘリテイジなら条件にぴったりだという事でこの車種に一目惚れ、即日契約で購入決定しました。
それからしばらくノーマルのままで乗っていましたが、ツーリング時にタンデムを重ねるごとに徐々にさらに改良したくなってきました。
最初に手を入れたのはタンデム用の手作りシートやステップボードなどですが、それから大物のやっこカウルやツアーパックなどを載せているうちに、気がついたら「なんちゃってウルトラ風ヘリテイジ」になっていました。
以前にも私のヘリテイジのカスタム一覧を書いたことがありましたが、その後追加した部分もあるのでここでもう一度、総棚ざらいでまとめてみました。
※ ホンモノのウルトラとの比較写真です。
それぞれの記事には、購入の経緯や具体的な取り付け方法、組み立て方などを写真と詳細な説明で解説しています。
1.やっこカウル(ファントムフェアリング)
【目的】「高速走行時の風の抵抗を軽減させる」ため、、と表向きは言ってますが本音は「見た目がカッコいいから」これが付くだけでツーリング系になるし、普通の人(?)のハーレーのイメージはコレでしょ。
塗装も外注したことや自分で黒く塗ったこともありますが、シルバーのラインはテープを細く切って自分で入れています。
2.キングツアーパック
【目的】二人分のお泊まりの荷物をらくらく積載するため。
さらに上部にラックがあるのでツーリングバッグを上乗せできます。
ツアーパック内のインアーを自作した事もありますが、今は純正の内装BOXを入れてあります。
3.ロアーフェアリング
【目的】「冬場の足下からくる風を防ぐため」と言っていますが、これも「見た目重視」です。
これがあるとツーリング系の中でも上位の「ウルトラ風」に見えます。
ディーラーやカスタムショップやネット情報でも「ポン付けでは付かない。 加工が必要だ」とありましたが、そこは何でも自分でやってみないと気が済まない性格の「メカ好きおじさん」の私です。
人柱覚悟で購入してやってみたら、なんのことはないそのまま無加工でポン付けできました。
いかに実際にやったことの無い人の意見があてにならないかわかりました(笑;
このハードタイプのロアーフェアリングを付ける前は、手作りの「ソフトロアーフェアリング」を付けていました。
4.インナーフェアリング
【目的】タコメーターやGPSレーダー探知機兼デジタルスピードメーター、電圧計などをキレイに納めるで「カーステレオ(パネル)」も付いています。
ハーレーの純正パーツのインナーフェアリングを装着する前、手作りでインナーパネルをつくって付けていました。
5.グリップ交換
【目的】ノーマルのゴムだけのグリップを、メッキパーツのあるタイプに交換しました。
国産車のグリップ交換は、ただゴムの部分を外して付け替えるだけでしたが、ハーレーはスイッチ部も分解する手間が掛かりました。
でも交換しただけアクセルが軽くなったように感じたのは錯覚だけでしょうか。
6.メッキスイッチケースとメッキボタン
【目的】標準のは黒いケースとボタンですが、これをメッキタイプに交換しました。
昔、国産バイクのスイッチを分解したことはありましたが、ハーレーのはアクセルワイヤーやスイッチと配線の取り回しが微妙なのと、スイッチボタンもメッキタイプに交換したのでその取り外し・取り付けに苦労しました。
7.ウインカー・エンクステンション・キャップ
【目的】アメリカ人の大きな手をベースにつくられてハーレーは、ウインカースイッチが遠いです。
当初はスイッチの上に貼り付ける金属板のタイプを付けていましたが、夏にべとべとになってズレてしまいました。
純正オプションでノーマルタイプと交換するパーツが発売されましたので自分で取り付けしましたが、ディーラーのメカニックもあまりやりたがらないという手間の掛かる作業とヒューズがブチブチというアクシデントに見舞われた交換となりました。
8.左右出し&フィッシュテールマフラー
【目的】納車以来ずっとノーマルマフラーでやってきましたが、見た目のカッコ良さとほんの少しだけ低音を響かせたく、エキパイの左右出しとフィッシュテールのマフラーに交換しました。
ディーラーでエキパイ交換までやってもらったので、自分でやったのはスリップオンマフラーの交換だけです。
9.タンデムステップボード
【目的】ノーマルのヘリテイジのリアステップは、一般的なバータイプでした。
長距離で回数も多いタンデムの妻のために、フロント同様のステップボードを購入して付け替えました。
10.タンデムグリップ
【目的】これもタンデム用に取り付けたつもりでしたが、思ったより使用される頻度は高くないようです。
製品はグリップ部分が金属だけなので、握りを太くするためにグリップスポンジを二重に巻いてあります。
タンデムグリップとして使用するよりも、リアキャリアに載せたキングツアーパックが後方に垂れ下がらないようにターンバックルで支えるステーとして重要なパーツになっています。
11.自作タンデムシート
【目的】長時間乗り続けるタンデムの妻から、「おしりが痛くならないシートが欲しい」との要望を受けて作成したものです。
最初は低反発マクラを丸めて重ねただけでしたが、何回か作り直しているうちに現在の形に落ち着きました。
ノーマルシートにかぶせる形で低反発スポンジと堅さの違う何種類かのスポンジを重ねていて、さらに自分で型紙取りしたレザーをミシンで縫ったカバーにスタッズを打ってフロントシートとのデザインの統一を図っています。
12.自作リアブレーキ冷却ダクト
【目的】乗りはじめて数年後、リアのディスクローターが熱で変形しました。
サドルバッグのあるハーレーでは、放熱が十分とは言えず変形することがあるそうです。
簡単に手に入って安価なパーツで手作りしてみました。
コメント
ノブナカ さんへ、
はじめまして!
同じヘリテイジ乗りの方ですが、
私の(2008年式)とは10年の差がありますね。
このハーレーに乗り出した頃は、ヘリテイジのクラシックスタイルが
お気に入りでしたが、やはりツーリング系の堂々としたスタイルも
捨てがたく思うようになり、こんなカスタムをしました。
私のやっこカウルはキジマ製のFLSTC専用でしたので
純正のデタッチャブルウインドシールドと同じ固定金具があるので
加工無し工具なしでそのまま取り付け出来ました。
ただ取り付けるだけでなく、高速道路での走行風にも
耐えられるようにガッシリ付けるには加工が必要ですね。
完成したらぜひご紹介くださいね。
こんばんは。
始めて投稿します。
神奈川でヘリテージ(2018年式M8です)に乗っています。
このHPを拝見して、ピーン!と来ました。
私も、ヘリテイジ好きですが、ツーリング系にも憧れがありました。
そこで、昨年amazonでヤッコカウルを格安で購入し、取り付けに苦戦している最中です。
よろしければ、お仲間に入れてください。
現在の状況はやっとフォグ&ライト周りに、フェアリングが合わせられる様になった所です。
現在はハンドルにカウルを固定するためのステーを考案している所です。(専用部品がないため)
一つ一つ楽しみながら進めています。
お見せするにはまだ時間がかかりますが、そのうちお会い出来たら幸いです。
ではまた、宜しくお願いいたします。
naka さんへ、
同じヘリテイジ乗りで、
同じようにヤッコカウルとロアフェアリング付き仲間ですよね。
これからヘリテイジをカスタムしていきたい方がいたら
少しは参考になるかなと思います。
ヘリテイジのカスタムの方向は、
うんとクラシックらしさを追求してシンプルにするか
あるいはヤッコカウル等でツーリング仕様にするかでしょう。
DON さんへ、、
すでにご夫婦でウルトラ二台乗りはうらやましいです。
ここまでやるなら最初からウルトラでもよかったでしょうけど、
軽快さの残るソフテイルでやるのも、アリかなと思います。
ほとんどのカスタムパーツは自分で納得出来るように付けたいのと
あとでやり直しが出来ることが自分でやるメリットです。
我が家から思うと、素晴らしいカスタムですよね!しかも、ご自分で(^^)v
我が家の場合はチマチマと乗りやすく、安全にをモットーにしていますので、シールドを短くしたり、ブレーキ関係、タイヤ類は全部純正部品をと思っている所です。
本当は新車時にようにフレームからレストアしたいくらいです(^_^;)
おはようございます。
改めて画像を見るとヘリテイジからウルトラ風に変身する過程が
良くわかりました、同じ車種と云うことで情報教えていただき
私もこんな風になったことを嬉しく思っています。
ハーレー=ウルトラではないですが恰好から入るのは私だけでは
なさそうですね。(笑)