私の好きな景色のひとつに苔の洞門があります。
北海道 支笏湖の南岸、樽前山の裾野にあり、樽前山の噴火で流れ出した
溶結凝灰岩が侵食されて出来た回廊状の涸れた渓谷です。
渓谷としての高さは10m以上あり、幅は広いところで約3m、長さは約420mもあります。
渓谷の両側の岩の表面には30種類以上の苔が密生しており、
まるで緑色のビロードに覆われたかのように美しく幻想的です。
写真は、1999年6月に出かけた時のものですが、
当時のフィルムを焼いたものからスキャンした為、実際の緑の綺麗さが
十分表現されていなくて残念です。ほんとうにすばらしかったですよ。
現在は平成13年6月に起きた洞門内の崩落により危険がある為、渓谷内を歩くことが出来ず展望台から苔の洞門入り口を眺めるようになっているようです。
自然の造形美、苔の洞門
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