最近ずっとメインで使っている3DプリンターはこちらのBambu Lab A1になります。
機種を買い足すごとに仕上がりのきれいさ、精度と速度が明らかに向上しています。
多色印刷できるAMS lite はデスクの上をすっきりさせるためにフレームの上に載せています。

そういえば最近Bambu Studioのバージョンがあがって「混合フィラメント」という機能が使えるようになりましたね。
コレすごい機能で、今まではAMS liteを使ってもフィラメントを4つまでしか設置できなかったのですが、搭載しているフィラメントを複数つかって混色して違う色で印刷できるんです。
例えば青と黄をセットしてあれば混色して緑で印刷できます。 しかも混ぜる割合を変えると色あいも変えられます。
三色、四色と混ぜると色の再現はものすごく拡大します。
ただ欠点は色変えのたびに「ゴミ」が出るので時間がものすごくかかります。
さて今回はノズルを交換したおはなしです。
今までは最初からセットされていた「0.4ミリノズル」を使っていました。
一般的な造形のものならこれでも特に不都合は感じなかったのですが、少し精密なものをつくろうとするとやはり積層痕が気になります。
ピッチを変えたり「可変積層ピッチ」をつかってみたりしましたが限界がありました。
そこでBambu Lab A1用の「0.2ミリノズル」を買ってみました。
純正もありますが試しなので互換品の方です。
刻印の向きは違いますがシリコンカバーも付属していました。

0.4ミリノズルと0.2ミリノズルでどれほど完成品に違いがでるのかテストしてみました。
モデルは自作した1/150Nゲージサイズの木曽森林鉄道のボールドウィン風車両です。
長さ3cmほどの小さな車体ですが細かい部分もあるので再現度をチェックするにはちょうどいいでしょう。

最初に今までと同じ設定で印刷してみます。
「0.4ミリノズル 0.2ミリピッチ」です。 予想時間は21分46秒と表示されています。

印刷した結果がこちらです。 見た目にすぐに積層痕がわかりますね。

印刷時間は予想どおりの21分でした。

続いて同じ0.4ミリノズルでピッチを細かくしてみました。
「0.4ミリノズル 0.12ミリピッチ」です。 予想時間は30分25秒と表示されています。

結果はコチラ、最初に印刷したときにはがれてしまったのでピット糊で定着させてあります。

印刷時間は30分でした。

それではノズルを0.2ミリのものに変えてみましょう。
Bambu Lab のノズル交換は工具もいらずとてもかんたんです。
ヘッドとノズルは高温になっていますのでからなず冷えてから作業します。
最初にヘッドのカバーを外します。
ここは上下4箇所の爪でとまっているのですがけっこうかたいんです。 そこでネットにアップされていたデータを使わせていただいてマグネットでかんたんに取外しできるように加工しています。
あっ、下のマグネットが穴からはずれてしまってる!

ノズルをはずすまえにシリコンカバーを外します。 上のところだけ穴に切り込みがありますので、上を手前にひっぱってきてから下にずらしてはずします。

ヒートシンクの下にあるフックを右にずらし留めているカバーを左にずらします。

ヒートシンクを手前にゆすりながら引っ張ってきて外します。 けっこうしっかり留まっていますので力がいります。

はずした0.4ミリノズルですがけっこうフィラメントが溶けてくっついていました。
素材はステンレス製ですのでキズをつけないようにやわらかい真鍮ブラシで軽めにこすってきれいにしておきます。

ある程度きれいになったところでやめておきます。

交換する0.2ミリノズルです。
はずした手順の反対で取付けます。

ノズルを交換したら必ずやらなければならない事があります。
Bambu Lab A1本体の画面で「設定」をタッチします。

「メンテナンス」をタッチします。
「ノズル ステンレス0.4mm」と表示されていますのでこれをタッチします。。

「ステンレスすt-る 0.2mm」を選びます。


それではこれで0.2ミリノズルをBamboo Labに認識させましたので印刷にはいります。
今回はBambu Studioで「ノズル 直径」を「0.2」にします。
プロセスは「0.20mm Standard @BBL A1」を選びました。
同じモデルの印刷でしたが印刷時間は43分51秒と0.4ノズル、0.2ピッチと比べてちょうど2倍になっていました。

印刷結果がこちらです。

印刷時間は43分でした。

それでは上の3つの設定で印刷した結果を比較してみます。
左から
・ノズル0.2ミリ ピッチ0.1ミリ
・ノズル0.4ミリ ピッチ0.2ミリ
・ノズル0.4ミリ ピッチ0.12ミリ です。
このあとの写真もすべて同じ順番に並んでいます。
印刷したあとでもどれかわかるように若干仕様を変えています
(一番左はナンバープレートに「1」、一番右はライトが空洞です)

正面からみたところです。
・ひとめで一番左の煙突、とくに上のテーパー部分の積層痕が目立たないのがよくわかります。 まんなかに比べると一番右は垂直部分の積層痕も目立ちます。
・煙室前面に周囲にあるドットも表現されていますが、あとの二つは潰れています。
・キャビン前面に見えるドットも、一番左は半球にみえますがあとの二つは横に流れてしまっているようです。

サイドから見たところです。
・ボイラー室の積層が全然違います。
・ボイラー室をぐるっと取り回している三つのリングも一番左は半球状になっているなとわかりますが、右にいくに従ってダラッとなっています。
・キャビンのドットも右の二つは積層に埋もれているようです。

背面です。
ここの垂直面も積層痕の違いがはっきりわかります。
同じ0.4ミリノズルを使っていてもピッチを0.2ミリから0.12ミリにするだけ細かくなって積層が目立ちにくくする効果はあるようです。

キャビンの部分をアップにしたところです。
窓開きのフチの詳細さが全然違います。

0.2ミリノズルを使うとここまで積層痕を目立たさせなく印刷することができるのがわかりました。
しかし時間がかなりかかるのがネックになりますので、今後は細かいパーツや繊細さが求められるフィギュアなどの印刷で使っていこうと思います。
今回は単色での印刷でしたのでよけいにかかった時間は2倍くらいでしたが、多色印刷するとなると印刷する積層の数が増えるためより長くかかると思います。
ためしにこの木曽ボールドウィンの各部をカラーにして一度で印刷させようと思ってスライサーソフトで時間を確認してみたら12時間と出ました!
うーん考えちゃいますね。


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