太陽の塔を3Dでつくってみた

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庭に飾っている世界の建築シリーズ、第四弾は日本から。
1970年の大阪万博のシンボル、太陽の塔です。
小学校を卒業して中学生になった東京にいた私は、どうしても行ってみたくて親戚の家族と一緒に行ったほかにも父にせがんでニ回目も行ってきました。
そしてそれから9年後、バイクで3週間の野宿ツーリングの途中で大阪を回った時に高速道路から太陽の塔を見てきました。

さらに年月は流れ、2010年代にも何度か大阪出張の際に立ち寄ったものです。




今回、この太陽の塔を3D化するのに使ったのはタイムスリップグリコのおまけです。

他にも万博公園のおみやげ屋さんで買ったミニチュアもありましたが、結局グリコの方を採用しました。

今回もREVOPOINT MINI 2の3Dスキャナーを使ってスキャンしたのですが、最初そのままの状態でスキャンしてもうまくいきませんでした。
背面の第三の顔が黒いのでスキャンしにくいのはわかっていましたが、てっぺんの黄金の顔もスキャンしてくれませんでした。
そこで以前にも使ったことのあるシッカロールを化粧筆で軽くはたいてやって、ツヤを消してみたらなんとかスキャンできるようになりました。

スキャンした結果がこちらです。
もともとが小さいのと表面が荒れていたのでスキャンの結果もこんなものでした。
まあ庭に飾るだけなのでこれでよしとしました。

背面の黒い顔もスキャンできています。

オリジナルのデータを340%に拡大して3Dプリンターでプリントアウトします。

腕の部分やボディが複雑な局面で、ベースの板から浮いていますのでサポートパーツを多く設定しています。

5時間ほどで印刷完了です。
時間短縮のためにピッチを粗くしていますので積層痕が年輪のようになっていますが、離れてみるので気になりません。

それよりもあまりに多いサポート部を取り除くのがたいへんでした。
何種類かのニッパーを使ってはがしていきます。

最終的にはこれだけのサポートをはずしました。

完成した太陽の塔とオリジナルです。

大阪万博が開催されていた時、太陽の塔はおまつり広場の大屋根を突き破ってそびえていましたので正面からの全体を直接見ることはなく、このように下から見上げていたことを覚えています。
さあ、また庭のコレクションが増えました。

大阪万博が終わって54年経っても、今なおここを訪れた多くの人にこの太陽の塔は、こころに刻まれていることでしょう。

そう考えると来年開催される今回の大阪万博はなにかこころに訴えるもの、こころを熱くするものがあるのでしょうか。
残念ながら私はこの万博には興味がわかないので行くつもりはないですね。
みなさんはどうお思いでしょうか。

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