いつも使っている3Dプリンターで2色の印刷ができるか試してみました。
まずは完成した作品をご覧ください。 一回の印刷で黄色とオレンジの2色でできました。
※動画でも制作しているところを紹介しています。
こちらの作品は2回目につくったもので少し小さいモデルです。
フィラメントの交換が遅くて黄色の部分が多くなっています。
今までにも3Dプリンターでいろいろなエンブレムをつくってきました。
これはアメリカのカスタムショップ、ガスモンキーです。

印刷したあとで、表面をシルバーに筆で塗っています。

こちらは4x4マガジンのエンブレムでこれも筆塗りです。

楕円形のエンブレム、右の方は、白いベースの上に、別につくった緑のパーツを接着しています。

いずれも手間が掛かっていますのでこれを一度に3Dプリンターで印刷できるかやってみます。
普通の3Dプリンターで2色印刷する方法としてやってみたのは、途中で色を変えたりところまで印刷できたらフィラメントを交換するというとっても単純な方法です。
テストに用意したのはこのピラミッドとスフインクスのジオラマです。

ベースを黄色に上の建造物をオレンジと2色に印刷してみます。
途中でフィラメントを交換しますので2色のフィラメントを準備しておきます。


最初に黄色のフィラメントをセットして普通通りに印刷します。

黄色いベースの部分がだいたいできました。


ここできいろのフィラメントをハサミでカットします。
黒い部分がフィラメント切れセンサーになっていますのでここで途切れないように少し長めに切りました。

オレンジのフィラメントをセットして先端を差し込みます。

ヘッドの部分のフィラメント送りに達するまでは、手でフィラメントを押しこんでいます。
ある程度までくればフィラメントは自動で送られますので手を離しても大丈夫です。

印刷されているところにオレンジ色が見えてきました。


あとはこのまま印刷が終わるのを待つだけです。

印刷がすべて終了しました。

しっかり上下2色で印刷されています。
黄色とオレンジのフィラメントのつなぎ目もしっかりくっついています。

フィラメント交換するのが遅かったみたいで少しだけ黄色の部分が残っています。

これは観光写真でもよく見られる「スフインクス越しの三大ピラミッド」の映像です。

この方法ではフィラメントを交換するまでプリンターの近くにいて、確認する必要があります。
でも今使っているスリーDプリンターで2色、あるいはそれ以上の積層で印刷できるということがわかりました。
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