下田旅行ep2.食事が出来ずパニック

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下田旅行の二日目の朝、今日も快晴です!

奥さんは朝お風呂に行ってきていました。
 
朝食はバイキングです。 品数も多く楽しみにしていました。
最近、どこでもこういった一人用の釜飯や一人鍋を提供するホテルが増えましたね。
昨年行った北海道でも、その前14泊した東北旅行でも人気がありました。

炊けた釜飯を奥さんとシェア、取り分けてくれています。

バイキング1巡目、まずは軽く取ってきました。
朝からお寿司が出るのも珍しいですね。

それではそのイカのお寿司を一口でパクリ。 そのあと、釜飯を口に含んで。。。。。。。。。
 
 飲み込めません!
 
  喉にいまのイカが詰まってしまいました。
 
   呼吸はできますが、のどが詰まってちょっと苦しいです。
    もちろん、そのあとは食事ができません。
 
せっかくの旅行、その朝食ですがもう一切食べ物が入っていかないのです。
 
原因はわかっています。
十数年前から会社の健康診断で「食道裂孔ヘルニア」と診断されていました。
聞き慣れない方も多いかと思いますが実はかなり一般的な病気です。
かんたんに説明すると、内蔵は横隔膜で上下に仕切られていて、口から入った食べ物は食道を通って横隔膜に開いた裂孔を通って下にある胃、そして十二指腸へと流れていきます。
その横隔膜の穴、裂孔がゆるんで本来横隔膜の下にあるべき胃が上に上がってきてしまうのです。
軽度の場合は上に上がる胃も少しなので、胃もたれや胃酸逆流程度なのですが、私の場合は胃がすべて逆立ちのように上に上がってしまい、さらの十二指腸の一部も横隔膜の上に来ていました。

軽度の場合は経過観察や胃薬だけですがわたしの場合は手術が必要となり昨年の10月に受け、胃と十二指腸を元の位置に戻す事に成功しました。
その際、再発防止と胃酸逆流を抑えるためメッシュで食道のと横隔膜を狭く、というか普通並に閉じてあるのです。
そのため、食べ物を一気に食べたり、口から続けていれることは食道の詰まりを招くので危険なのです。
また、お餅のようなものも喉に詰まるので禁止ですと言われました。
実は、昨年秋の手術から4ヶ月で5,6回このような事が起きていました。
今回、イカのお寿司も十分噛んで食べたつもりでしたがそれでも食道の奥で詰まってしまいました。
 
結局写真に写っていた朝食はほとんど手つかずですべて残して部屋に戻って横になって休んでいました。
なんとか喉の詰まりを除こうとしましたがダメでした。
それでも2時間ほど経ったころにはようやく落ち着いてきたのでホテルを出発することができました。

だいぶ収まったのでようやくまた旅を続けられます。

最初に行ったのは「黒船ミュージアム」です。

2016年にオープンした施設で、ペリーの黒船来航と下田というところが果たした役割を紹介しています。
館内自体はそれほど広いというわけではないですが、入館してすぐに20分ほどの紹介映像を観せていただき、今まであまり知らなかった黒船と開港という歴史をわかりやすく勉強できたのがすごいタメになりました。
ペリーが日本に来た目的は開国というより、当時機械化が進んだアメリカで燃料となる油が採れるクジラを捕鯨するためその補給基地として港を開いて欲しかったというのは知りませんでした。
ペリーは下田と函館に開港をせまり、日本とアメリカ、双方の利益をもたらせたのです。

黒船ミュージアムの隣には了仙寺というお寺があります。
下田に来たペリーは、夜は船で寝泊まりしていましたが日本側の交渉にはここまで歩いてきてこの了仙寺で話し合いを持たれたそうです。
そして船を降りてこのお寺まで毎朝ペリーが歩いてきたのが今の「ペリーロード」です。

了仙寺には了仙寺横穴遺跡というお墓の跡がありました。

 
次に向かったのは下田ロープウェイです。
天気がいいので下田港を一望できると期待していました。
ここの駐車場のおじさんが人懐っこくて楽しかったです。 会ってみればわかりますよ。

ロープウェイは15分間隔で運行されていて山頂までは3分半ほどです。


ロープ1本で支えられているロープウェイ、ちょっと心細いですね。

山頂駅を降りてすぐに海を一望できる場所に出ます。

ここから階段を進んで展望台に向かいます。
途中、梅?桜?が咲いていてウグイスが何羽もとまっていました。

寝姿山展望台に到着です。


下田港がキラキラと輝いています。
入江になっていて波も穏やかになるでしょうから港としてもいい場所なんでしょうね。

山の上は風があったのでムートンコートでちょうどよかったです。

さらに先に進みます。

黒船見張所跡には大きな大砲が海の方を向いていました。

一周してロープウェイの山頂駅に戻ってきました。
この建物の海側の方はテラス席の喫茶になっています。

中に入ってお茶休憩します。
クリームたっぷりのアイスカフェオレ、おいしかった。

このテラス席からの眺めも最高です。

再びロープウェイに乗って降りていきます。


 
帰りは東海岸沿いに海を見ながら走ります。
行きはずっと伊豆半島の中央を走ってきましたので山道ばかりでしたが、埼玉という海無し県にいるとやはり海を見ていたくなります。

お昼になりました。
朝はあんなに辛い思いをしたのですが、もうよくなったので食事もとれそうです。
以前、奥さんが金目鯛そうめんを食べておいしかったというのでまたこちらの伊豆高原 和食処 萬望亭さんに立ち寄りました。

あいにく金目鯛そうめんは夏季限定メニューだったので奥さんは金目鯛を特製ダレにつけた茶漬けにもある「金の石焼丼」。

私は喉のとおりが良さそうな、マグロと白身魚の上に温泉卵といくらがのった「ジオパーク丼」をいただきました。
奥さんが食べた金目鯛ですが、昨日の夜のホテルでのディナーでも金目料理が二品出ましたがそれよりおいしかったということで大満足でした。
私も喉につかえることのないように、一口を少量づつそして連続して口に運ばないようにしていただきました。

今回東海岸沿いを行ったのにはもう一つ理由があって、それは小田原の鈴廣かまぼこをお土産に買って帰りたかったからです。
でも小田原まで行かずに途中にも何軒か鈴廣のお店があったのでそこでかまぼこをゲットしてきました。


 
今回の旅行では、二日目の朝に私が喉にイカを詰まらせて苦しくなるというアクシデントがありましたが、それ以外は天気もよく、ホテルもきれいでそれ以外の沼津での海鮮やホテルでの夕食もおいしかったので満足できた旅行になりました。

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