27日は平日の休みが取れたので紅葉ツーリングに行ってきました。
この時期、有名な紅葉スポットはどこも土日や祝日は渋滞や混雑必須ですが、平日ならそこまで混雑していないでしょう。
行き先の候補としては、標高の高いところの紅葉はすでにピークを過ぎていますし、かといっていつも行く奥秩父の中津峡や三峯神社の見頃はまだ少し先のようです。
行く前の日になってネットで調べてそう遠くない範囲で見頃を迎えそこそこの規模がある=見応えのありそうなところという事で、山梨県の「西沢渓谷」を選びました。
ブロ友のバイクおやじさんも先日、近くまで行ってこられたそうです。
山梨県といっても奥秩父の雁坂トンネルを抜けたすぐ先にあるので、ウチからもそれほど遠くないのでゆとりをもって見学時間を割いてもツーリングする時間も十分あるでしょう。
雁坂トンネルのすぐ先には道の駅みとみがあって、冬場に甲府にほうとうを食べに行くツーリングの時など、毎回よく立ち寄りますので「西沢渓谷」という名前は聞いたことがありますが訪れるのは今回が初めてです。
ここは秩父多摩甲斐国立公園内に位置し国内屈指の渓谷美を誇る景勝地ということで、特に紅葉シーズンの休日には西沢渓谷に向かう数キロの渋滞も発生する事があるくらい人気があるようです。
ほかにも「日本の滝100選」「新日本観光地100選」「日本森林浴の森100選」「水源の森100選」「平成の名水100選」「21世紀に残したい日本の自然100選」そして「森林セラピー基地」などいろいろな冠をいただいている場所です。
ここは紅葉でも有名ですが、それ以上に渓谷、沢沿いの歩きの景観がすばらしい場所だそうです。
今回は紅葉の最盛期ですが月曜日で、夕方から天気が崩れるかもしれないという予報もあるのでそんなに混まないだろうと勝手に判断して、いつもどおり妻とタンデムで自宅を出発しました。
この時期のバイクウェア選びは毎回悩みます。
妻は春秋のウェアがありますが、私はパンチングメッシュのレザージャケットの中に冬用のインナーライナー、それに革パンツというスタイルです。
平日の国道299号線は仕事でのんびり走る軽トラの後ろを制限速度どおりでゆっくり走るという苦行はありますが、まあ順調でまずは道の駅あしがくぼで休憩です。
最近、この道で毎回のようにクルマに轢かれたタヌキ(?)を見てしまうのですがやっぱり今回も一匹、犠牲になっていました(合掌)
土日は大勢のバイクやライダーが集まるココも、さすがに平日の9時過ぎだと停まっているバイクは三台だけといたって閑散としています。
コーヒーブレイクとトイレ休憩で一休みです。
ここからは休憩なしで西沢渓谷に向かいます。
前回来た時はこの道沿いに猿がいたので今回も探しましたがいませんでしたね。
国道140号線を西へ進んでいきますが、少しずつ山の上の方に行くにつれて、昨日の夜降った雨で日陰や路肩には濡れている場所や落ち葉が散っている場所が増えてくるので注意して走ります。
途中、T字路になっていて三峯神社に向かう道は、まだ崩落の跡が復旧していないようで回り道になっていました。
ん”ーん、いい天気です。
奥秩父からループ橋を渡り、いくつかのトンネル抜けた最後に一番長い雁坂トンネルに入ります。
ここの中は冬は特に寒く感じるので、ライダージャケット下のインナーは欠かせません。
5,6分トンネル内を走った後、ゆるやかにカーブを描く橋を渡ってすぐ左に、「西沢渓谷入口」の看板があります。
ここをクィっと回って坂を下っていくと二股に分かれ、右が渓谷入り口、左の先に無料の市営駐車場(普通車60台分)があります。
紅葉シーズンはここの駐車場は早朝7時とか8時に満車になってしまうこともあるようですが、平日でバイクなら停める場所はあるでしょう。
10時50分、道の駅あしがくぼから1時間20分ほどで西沢渓谷に到着です。
平日の今日もほぼ満車状態です。
ここからの写真は主にデジ一(Canon EOS Kiss x-7)で撮っていますが、紅葉を綺麗に撮ろうと思い設定を「彩度+2、コントラスト+2」とした為、実際よりかなり派手めの色合いになってしまいました。
掲載するにあたりほんの少しだけ彩度を落とす(フォトショで-10)しましたが、まだ濃いようです。
まあ、「印象色」ということで勘弁を。
自動車で来て停められない場合は、500mほど離れた道の駅みとみの北側駐車場か、さきほどの二股にある有料駐車場(500円)に停めるといいでしょう。
今回はフェンス際の開いている場所にハーレーを停める事が出来ましたが、ほかにはバイクは来ていないようでした。
ここからさきほど通ってきた橋が見えますが、その先の山々も赤黄色に色づいて、いやが上にも期待が膨らみます。
ここで山歩き用にウェアを替えます。
私はメッシュジャケットを脱いで持ってきたライトダウンジャケットにしますが、革パンツとライダーブーツはそのままです。
首からはデジ一と胸ポケットにコンデジ、背中には簡易ナップザックを背負います。
渓谷を歩いているほとんどの方は、ちゃんと山歩き用、山ガールファッションですので、私たち夫婦だけちょっと(?)浮いていたようです。
駐車した場所から入ってきた坂を少しだけ戻ります。
ここには売店とお食事処の店があったり、紅葉見学でやってきたツアーバスが停まっていました。
すぐ脇には本数はそう多くはないですが、山梨市駅行きと塩山駅行きのバス停もありました。
手作りのキモカワイイ(?)キツネの置物が迎えてくれます。
すぐに行く手には一般車両進入禁止のゲートがあります。
登山者は左側の通路を通って出入り出来ます。
西沢渓谷の散策コースは、渓谷に沿って北上しながらいろいろな滝を巡っていきます。
行きは渓谷沿いの道をところどころ傾斜の急な所や岩場、鎖場などもあって上っていき、折り返し地点から渓谷の西側をゆるやかに下ってくる一周10km、4時間から5時間のコースです。
今回はタンデムのバイクツーリングの途中ということで、歩き疲れると帰りもあるので一周はせずに、最初の見所の「三重の滝」まで行って戻ってくる予定です。
それでも往復二時間は掛かる予定です。
このあたりは舗装された道路の上を歩いて行きます。
左側下の方には笛吹川が流れている川音が聞こえます。
歩いて行くとまもなく真っ赤なモミジが目に飛び込んできます。
こういう岩肌の苔も、コケ好きにはたまりませんね。
歩き始めて最初に見える滝は、ナレイ橋の奥にちょこっと見えるナレイの滝です。
橋のたもとのちょっとした場所からしか見えない謙虚な(笑?)滝です。
駐車場を出てから1km、25分ほどで東屋やトイレのあるナレイ沢広場に出ます。
左側にも続いている道があってそちらが帰ってくるルートで、ここが西沢渓谷を一周して戻ってきた道との交差点になります。
登山計画書の用紙と提出箱、山の神の登山安全祈願の社がありました。
トイレの壁にはこんなカワイイモノが掛かっていました。
ここから西沢渓谷の入り口になります。
長くなりましたので、西沢渓谷のすばらしい風景は後編に続きます。
今回のツーリングルート
※ 走行ルートを記録するなら「GPSロガー」がお勧めです。
※ バイクでの走行動画なら「GoPro HD HERO」がお勧めです
※ 動画撮影するのユピテルのDry-mini1もお勧めです
コメント
mi- さんへ、
そうなんですね。
そこまで有名だとは知りませんでしたが、
実際に歩いてみて、あの渓谷は凄いし、
夏にもう一度行ってみたいと思いました。
ウェアに関してはインナーとかで
調節することを考えた方がいいですね。
ziromei さんへ、
私も秩父を通りましたが、
日にちがずれていましたね。
皆さんも三峯神社の紅葉を楽しまれたようで
よかったですね。
甲府に行くと、お店ごとに違うほうとうが楽しめます。
ウチは路面に雪がなければ真冬でも甲府に行ってます。
秩父、日光ツーに続いて走ってきましたが、綺麗でした~。
一緒に同行した仲間も、感激してましたよ。
今度は、ほうとうを狙っても雁坂経由を計画してます。
メカ好きおじさん^ ^
西沢渓谷は有名ですよね、見事な紅葉で人気があるのもわかります。
以前、山梨県なので行ける距離かな?と思い調べましたが、甲府よりもさらに上で我が家からは遠い事がわかり 断念した覚えがあります、、、。
この時期のウェアー選びは本当に迷いますね(-。-;冬支度じゃまだ暑いし、でも 朝は寒いし、、、。
DON さんへ、
最近は大きな駅などでは、
そういった方のメンテナンスが出来る場所も増えましたが、
行楽地とかではご不便もあるのでしょうね。
ツーリングでもトイレの場所とか、
妻とのタンデムだとキレイさなども気になります。
バイクおやじ さんへ、
ネットで紅葉情報と、
バイクおやじさんの記事を参考に行き先を決めました。
ちょうど先週中頃から紅葉が進んだようで、
ここから先には色づいた景色と、
ちょっとだけ山歩きっぽい道が続きます。
後編も、乞うご期待
いかれたんですね。西沢渓谷。
やっぱり私が行った時より進んでますね、紅葉。
奥まで行ってないので後編が楽しみです。
こういう場所に行くと、私はトイレが気になります。
どうも、オストメイトになってからと言うとトイレの施設ばかりが気になります。
北海道の田舎はいまでも旧式のトイレですからねー(^_^;)
それにしても綺麗な景色と写真ですね。
我が家のカメラ!買わないと(^_^;)