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公平でない計画停電

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14日から実施されている計画停電の、各グループ毎の実施世帯数が発表されていました。

keikakuteidennjisseki.jpg

これで見ると一番多い第1グループと一番少ない第4グループとの差は2.4倍もあります。

設定自体は恣意的ではなく実際に停電するかどうかは結果論なので、東電は「次第に回数は均等になる」と説明していますが、少なくても先週の実績では1日2回停電実施という設定自体にも問題がなかったのかも疑問です。

各グループの世帯数は、東電のいう所の「なるべくならして設定」といわれていますが、実態はそれぞれ200万~305万世帯と既に1.5倍の格差があります。

さらに東京周辺の各県は停電を実施していますが、東京都については足立区と一部の地域を除き対象外となっています。
その理由について、「重要施設がある地域をはずした」と説明していますが、誰がどういう基準で「重要」と決めているのでしょうか。

停電を実施している地域にも大きな病院や官公庁、高層マンション、学校などもあります。

そもそも今回の計画停電は、被災地に送る電気が不足するからそちらに供給するのを優先するものではなく、関東地区の電気不足をみんなで協力して補うはずのものですが、実態としては東京23区をはじめ、停電対象外になっている地域の電気をまかなうために、周辺各地だけの停電が実際されています。

こういう実態が徐々に明らかになってきたので、みんなが疑問に思い不満を抱えた結果、東電に対し1日5、6万件の苦情が寄せられているのでしょう。

非常事態ということで停電をせざるを得ないのであれば対象をよく検討していただきたいと思います。

東京電力管内の消費電力の大きな所では、
例えば、セリーグの開幕問題で話題になった東京ドームは、プロ野球1試合の電力商品は 4万キロワット
これだけあれば一般家庭であれば、4,100世帯の電気がまかなえます。

同じく東京ディズニーリゾートは、1日の営業で 57万キロワット使います。
これは一般家庭換算で  5万9千世帯分で、計画停電初日に浦安があった第5グループの停電が11万世帯だったので、その半分以上に相当します。
(実際にはその日はTDRは営業していませんでした)

【3/30追記】
TDRは4月6日から営業を再開するそうです。
民間企業であれば当然の経営判断でしょうね。
閉園時間を通常の22時から18時に早め、園内の冷房等を調整して電力の3割減を目指すそうですが、それでも4万世帯以上の電力を1つ日で使うそうです。

データが無いのですが、関東地方に所在のテレビ局の消費電力はどれくらいなんでしょうね。
仮に1日の放送を1局に輪番制にしたら、計画停電を実施しなくてもよくなったりして?
まあ無理でしょうね。

これから夏場に向けて1,000万キロワット以上の電力が不足するそうですが東京電力管内の、
飲料自販機:400万キロワット=41万世帯
パチンコ:415万キロワット=43万世帯
東京ディズニーリゾート:57万キロワット=5.9万世帯
-----------------------------
    計 872万キロワット=89.9万世帯
これにその他の日常生活と公共機関、インフラ、生産活動以外を加算すれば同量以上になります。
まあこれは全くの机上の空論で、そろぞれの業界には企業存続の危機となりますので事はそう簡単にはいかないでしょう。

[計画停電を例えるなら]
首都圏で計画停電の対象地域になっている世帯は、全世帯の45%だという記事を見ました。
しかしこの数字は「計画停電の対象になっている世帯率」であって「実際に停電している世帯率」ではないようです。
この中に「今まで一度も停電していない世帯」や「あまり停電していないあるいは短時間だけの世帯」を除いた、「頻繁に停電している世帯率」を仮に1/3だとすると全体の15%が実際に何度も停電になっている世帯率になります。

これを例えば、電車の車内の7人掛けのシートと7人のちょっと太った(=昔よりちょっと電気を多く使う世帯)に例えます。
今の計画停電の状況は、シート(=電力の供給量)に6人が座っている(=85%の世帯はそれほど停電になっていない)が、一人だけ座れない(=停電している)状態です。
でも望ましいの7人全員が座れる(=停電世帯が無い)状態で、その為には7人が少しずつ窮屈な事を我慢(=今以上に節電、総量規制等)すれば実現出来る事です。

さらにまた、今の状況は個別の施設や企業が「これでは存続出来ない」と東電に訴え、それを承認した結果周辺の地域が少しずつ計画停電対象から外れていっています。
その結果、停電対象地域では今後ますます停電実施の頻度があがっていくようです。

一番望んでいるのは、「公平な計画停電を実施する」のではなく、「計画停電をしないですむ施策を実施する」事だと思います。

Yahooサイトに掲載されている地図を掲載させていただきます。

keikakuteidenmap01.jpg

上記のように1都8県が対象になっています。

でも詳細なエリアで見てみると、

keikakuteidenmap11.jpg

keikakuteidenmap00.jpg

白い、色が付いていないエリアが停電対象外です。

茨城県のほぼ全域と東京23区が対象外なので、海岸から離れた内陸部で停電対象外がある一方で、千葉外房や東京海浜部が対象となっています。
一律的に○○県だから、○○市だからという事で対象を決めているように思われます。

keikakuteidenmap02.jpg

数日前に区長が抗議されていた足立区、荒川区は下に地図のところが対象です。

keikakuteidenmap03.jpg

色が付いている「対象地域」でも、さらに拡大してみると例えば横浜・川崎の例では、

keikakuteidenmap04.jpg

広範囲に渡って停電対象になっているように見えますが、実際は上の地図の赤枠内を詳細なエリアを見た下の地図では、

keikakuteidenmap05.jpg

対象外(白い部分)エリアが多くあります。

上記のYahoo地図以外に、こちらにも計画停電MAPがあります。

  コチラ です。

新聞やテレビでは報道されていないのですがこれが実態なのです。

この状況も1、2週間だけなら住民からもこれほどの不満が出ることもなく我慢が出来たと思いますが、電力供給の事を考えると半年あるいは1年以上もこの状態が続くとなると無視出来ないのだと思います。

ここで声をあげなければ、停電エリアの対象と対象外のライン1本の差で、日常生活や企業、病院等の死活問題なのです。

根本的な停電回避の施策を政府が打ち出さない限り「輪番停電」が避けられないのであれば、少数のエリアに手中させるような不公平を是正して、多くのエリアを対象としてそれぞれの負担(停電が回ってくる回数)が少なくするように配慮して欲しいと思います。

わが家でも今までに5回の停電が実施されました。

1日2回6時間停電した時には、起きている時間の1/3は停電している事になりました。

もちろん電力不足だという状況はわかりますし、節電等積極的に協力をしようと思っていますが、この計画停電が電力のピークを迎える夏だけでなく、今年の冬あるいは来年以降も続くというのであればもう少し対象地域を広げ、少なくとも猛暑の夏に一つの世帯に1日6時間の停電を毎日続ける一方で、まったく対象とならない地区があるのはいかがなものかと思います。

マスコミが報道している内容にも一部疑問があります。
それは、「不満の大勢を占めるのが、地域によって停電回数に差がある事」と言っている点です。
もちろんこの部分の不公平感もありますが、それ以上に大きな不満となっているのが「みんなが納得出来る根拠を明確にせずに、一部地域を計画停電から除外した為に、計画停電エリアだけに負担を集中させている」点です。
もう少し対象エリアを広げれば、もっと多くの地区で分担させれば、一部エリアに集中させずに停電回数を減らす事が可能なのだと思います。

ぜひ、この点をもう一度考えてもらいたいものです。

【追記】
23日の記者会見で海江田経済産業相が「東京電力が実施している計画停電について不公平があってはいけない。東京23区の住宅を対象に追加できないか考えている」と述べたのに対して、東電の藤本副社長は、「23区は人口が密集し、信号機やエレベーターも多いので混乱を避けるために停電対象から外した」と説明し、理解を求めたにとどまったそうです。
さらに経済産業相の意見については、「今から23区を追加するのは、むしろ混乱要因になりかねず大変」と否定したとの事。 
改善する気はないようですね。

【3月24日追記】
皇居のある千代田区は今回の計画停電の対象になっていないのですが、天皇・皇后両陛下は「国民と困難を分かち合いたい」と言われ、第一グループのスケジュール通りに1回2時間ほど「自主停電」をされていらっしゃるそうです。
しかも、実際には停電が実施されなかった日もスケジュールどおりに電気をすべて消され、時には1日2回自主停電を実施され、暗い中で夕食をとられた事もあったそうです。
節電の呼びかけに対応せず煌々と電気を点けている方々、お店、企業の方々をどう思われるのでしょうか。

【3月25日追記】
東京電力は、計画停電する5つのグループの中をそれぞれA、B、C、D、Eの五つの小グループに細分化した地域を発表しました。
3月26日から採用するとしました。

 ※ グループ細分化後の各地域一覧については、コチラ からご確認ください。

 ※ コチラ の区分け地図では、まだ細分化された小グループが掲載されていません。

 ※ マピオンの計画停電マップは、25に細分化されたエリアに対応しています。

これまでの大きなくくりは変えていないので、各グループの世帯数は相変わらず200万から300万と1.5倍の格差があるのは改善されていません。

今までのグループ分けだと、例えば第一グループが停電を実施した時でもグループ内のすべての世帯が停電になるとは限らず(事実、同じグループでも今まで一度も停電していない地区がありました)、どこが停電するのか事前に分かりませんでした。

今回の小グループ化では、例えば今回は第一グループのA、Bが停電したとすると、次回の第一グループ対象時間帯では前回停電を実施しなかったC、D、Eグループで停電を実施する等、グループ内での平準化を図るそうです。
さらにどの小グループが停電計画の対象になるかも事前に知らせるそうです。

今回の変更では、同一グループ内での実施・不実施の格差は解消されると思われますが、東京都22区内や一部の周辺地区を対象から外しているという根本的な点については手を入れておらず、そういう意味では改善といえるほどのものではないと思います。

それでも今まで停電実施日にはほぼ毎日停電していたわが家では、多少停電の回数が減るのではないかなと期待しています。

コメント

  1. おくさん さんへ、
    信号が消えて警官の誘導の無い交差点は
    ほんとうに危険ですね。
    バイクや自転車はそうでなくても、
    見落とされがち、軽視されがちですよね。
    >中止になったのはニュースになるので、あまり実施されていないんだと思っていました。
    なるほど、そう思われている事もあるんですね。
    うちでは全体で実施された日はほぼ確実に毎日、
    既に6回も停電しています。
    海水を注入してしまった福島原発は、
    内部まで相当丁寧に洗浄しないと
    再使用は出来ないでしょうから、
    難しいでしょう。
    代替発電施設か、60Hzの関西からの変換施設の
    早期建設が急務でしょうね。

    hal さんへ、
    いえいえ、そんな事気にならさず
    コメントしていただいてありがとうございます。
    ウチは6回目の停電となりました。
    お偉いサンとか東電関係者居住地域は対象外というのは
    まあ都市伝説でしょうけど、
    これからずっと、長い期間やらねければならないなら、
    そしてもっと電力ピークが高い夏を考えたら、
    こんな非効率な小手先だけの輪番停電なんかではなく、
    発想をかえて、例えば大口電力消費の
    工場や太鼓簿小売店・遊技場を
    週稼働を5日かとか稼働許可にして他の日は強制的に休みにするのを
    すこしづつずらすとか、
    もっと他にやりようがあると思うのですが。
    それと消費者の買いだめ現象として、
    夏の停電や水汚染を見越して、
    もう寝苦し夜用の冷感ジェルベッドマットや、
    保冷剤やクーラーボックス、自家用発電機、
    水浄化用の炭の買いだめが始まっているようです。

  2. 私の地域は結局今までに一度も停電していないのでコメントしにくかったです。
    やるぞやるぞと言いながらやらないのも結構困ります。
    聞くところによると、パチンコ屋さん密集地は東電に圧力をかけて逃れている
    とかいう話さえあります。そう言えば、先の3連休はパチンコ屋さんは
    フル営業だったような・・・
    5グループをさらに5分割して25にするとか言ってますが、果たしてどうなるのか?夏場に停電されたら冷蔵庫の中は全てダメになりますね。
    今度はクーラーボックス買い占めの人が出てくるのか?・・・
    本当におかしな事になっていますね。

  3. 家にいるときの停電だったらまだいいですけどね。
    信号がとまると本当にこわいです。
    特にバイクは!!車の目に入ってるのかな?って疑問に思えます。

    結構何回も実施されてるんですね。
    中止になったのはニュースになるので、あまり実施されていないんだと思っていました。
    でも、いつまでもこの状態を続けるわけではないでしょうから、打開策をかんがえなくてはいけないでしょうね。
    福島第一原発は、当面(または永久に)使えないでしょうし。

  4. まさかずさんへ、
    ありがとうございます。
    原発以外に火力発電所も被害を受けたからだそうです。
    それと東電が推進したオール電化住宅のために
    原発2基分が必要になっているので
    それの影響もあるようです。
    これからの時代、オール電化は向かないのでしょうか。
    1000億円あれば、西と東で違う電気の周波数(50Hzと60Hz)を
    変換する装置を設置出来るそうです。
    そうなると関西からの電気を関東にも回していただく事も
    可能になるらしいです。

    ばんさんへ、
    こんばんは!
    こちらでは物資やガソリン等、
    必要以上の買いだめで不足したり、
    電車や計画停電でなかなかいつもの生活が
    出来なくなっています。
    夏のあの暑さを考えると、
    電気(扇風機、クーラー)の無い生活が
    とても不安です。
    >こちらで調達したりできることがあればお手伝いしますよ
    うぅ、とても暖かいお言葉、ありがとうございます(ウルウル)
    お気持ちだけいただいておきます。

  5. ご無沙汰です

    首都圏も大変なことになっていますね
    夏の停電は耐え難いですし、食べ物の管理も困難ですね
    カセットボンベ式の冷蔵庫とか
    何か代替品が本当に必要なのかもしれませんね
    こちらで調達したりできることがあればお手伝いしますよ

  6. お久しぶりです!

    たいへんですね!

    計画停電・・・
    本当にお疲れ様ですm(__)m

    やっぱり本当に必要なんでしょうか?
    原発1ヶ所でここまで日本は崩れるのでしょうか?

    どちらかと言うと今は電力の使用量が少ない時ですし・・・
    真夏・真冬はどうなるのか・・・

    電気は備蓄とか出来ないのでしょうかね?
    ナゾが多すぎて(^^;

    とにかく頑張ってください!

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