今回取り付けしたのはパインバレー、オリジナルのマルチヘッダーバッフルという商品です。
私のハーレーは、クラシックスタイルのヘリテイジ・ソフテイル・クラシックですが、タンデムすることが多く北海道ツーリングを始め長距離、長期間のツーリングも多いのでこれに対応するためのカスタムをしていったら、ウルトラ風になってしまいました。
そして私の中のハーレーのイメージの一つは「マフラーの左右出しでフィッシュテール」です。
そのためのカスタムをしましたが、スリップオンマフラーを付けた結果、ノーマルより少し音が大きくなってしまいました。
革製のサドルバッグとマフラーのフィッシュテールエンド部分のデザインのつながりなど、スタイルは気に入っているのですがマフラーの音は抑えたい!
そんな事を求めて従来からいろいろ検討してきました。
マフラーエンドに付けるバッファーや中にスチールウールを入れる事なども検討しました。
しかしいずれも効果があまり無かったり、長続きしなかったりと満足のいくものではありませんでした。
でもやっと見つけました!
それがこの製品です。
ネット通販で注文してすぐに届きました。
箱を開けてみて、こんな小さなものでホントに効果があるの?と少々ギモンもありました。
まずは取り付け、、、という前に今の状態での音量測定です。
ということで、先日の「名栗、有間ダムブログ」で書いたように、バイクの後方にデジカメをセットして動画で撮影してきました。
車両のマフラー騒音を測定する場合は、後方50cmで45度の角度のところに騒音計のマフラーを設置して測りますが、今回は左右マフラーの間のまっすぐ後ろの1mで同じ高さのところにデジカメを置きました。
こうして動画を撮影した後で、マルチヘッダーバッフルを取り付けました。
エキパイとスリップオンマフラーのつなぎ目に潤滑剤をスプレーしてから外します。
マフラー側ではなく、エキパイ側にこの穴の空いたバッフルを内側にして差し込みます。
そして内側のナットを10mmスパナを使って固定します。
拡張するのとそのナットを固定する二箇所です。
ソフテイルの左右出ししたこのエキパイの場合、増設した左側はエキパイが急カーブで曲がっていてマフラーに接続しているのでカーブ部分で引っかからないか気になりました。
こちらのエキパイとマフラーを外します。
エキパイの直線部分にうまく収まりました。
エキパイエンドに面いちになる位置で固定します。
マフラーを元通り接続して完了です。
通常のスリップオンマフラーの取り外し取り付け時間にプラス5分ほどで作業終了です。
それでは再び前回動画を撮影して測定した名栗の有間ダムにツーリングです。
日曜日の今日は、予報では曇でしたがハズレてとてもいい天気になりました。
朝エンジンを始動した瞬間、いつもだとセルが回ったあとに「バオン!」と大きな音がするのですが、それが小さくなっています。
走り出してすぐに音が明らかにはっきりとわかりました。
私はどちらかというとこういった微妙な変化にはウトいのですが、今回取り付けたこのマルチヘッダーバッフルの効果はかなり明確です。
極端に言えば「ノーマルマフラーより静かかもしれない!」
後でトンネルの中を通過した際、今までだとアクセルを急に開けると「バリバリバリ!」と爆音がしましたが、これが無くなりました。
音質的にはそれほど変化はないかとも思いましたが、腹に響くような重低音が小さくなっているようです。
そのためこういった「ハーレーっぽい爆音」を求める方には物足りないかもしれませんね。
走行フィーリングの方は、取り付け前と変化はありません。
今回走った時に峠を下った時にはバックファイアー的なものが起こる気配もまったくありませんでした。
すべてにおいて大大満足です。
これなら、北海道ツーリングや夏のビーナスライン、志賀草津道路など深夜、未明、早朝の出発でも近所への気兼ねが少しやわらぎます。
かえって国産のSSバイクのマフラーの音の方が大きいかもしれません。
名栗に朝少し早めに到着です。
今回も前回同様の条件でセッティングします。
それでは動画でご覧ください。
うーん動画ではあまり違いがわからないですね。
デジカメの動画機能では、音量によってリミッターや増幅が効いているのかもしれません。
参考までに音声データだけを抜き出して波形グラフを表示してみました。
こちらもアベレージ領域の差ははっきりしませんが、最大音量時のピークに明らかに差が見て取れます。
結局、こればかりは動画やデータではなく実際に取り付けて乗ってみないとわからないのかもしれません。
でも私としては今までやった中で一番効果のあったもので買ってよかったもの、ベストです。
※ 購入は、パインバレーオリジナル■マルチヘッダーバッフル エキパイ装着式汎用消音バッフル (2個セット) [PV-MHB] からネット通販ができます。
さて測定も終了したのでこれで帰りましょうか。。。
うーーん、でも音が満足できるようになったし、それにこんなに天気がいいと、もう少し走りたくなります。
名栗の周囲の紅葉はもう少しです。
ここから山伏峠を越えて正丸からあしがくぼに向かいます。
名栗のさわらびの湯の手前ではふれあい祭りというのをやっていました。
途中で見かけたアメ車です。
青空の下、峠に向かって走っていきます。
重量級のハーレーですが、時々はこうして峠を走るのが好きです。
山伏峠を通過。
道の駅あしがくぼです。
今日は日曜日でこの天気、バイクがいっぱいです。
メットを脱いでいると、「ユーチューバーの方ですよね」とお声がけいただきました。
ハーレーのロードキングに乗っているライダーの方で、北海道ツーリングに行く前にルートをYoutubeで検索していたところ、私の北海道ツーリングの動画をご覧になって「参考にさせてもらいました」とのことでした。
この方と20分以上、いろいろとお話して楽しい時を過ごさせていただきました。
さてそろそろ帰宅しましょう。
帰りも渋滞もなく気持ちよくツーリングが出来ました。
コメント
naka さんへ、
nakaさんの方こそ、魔法のネジこと、
インジェクターチューニングボルトを試されていますね。
静電気で流れを良くするんですね。
興味あります。
私が付けたマルチヘッダーバッフルは、
お世辞抜きで効果バツグンでした。
動画やグラフで伝わらないのが残念ですが、
実際に音を聞いてもらえばすぐにわかると思います。
パインバレー柳澤 さんへ、
コメントありがとうございます。
私の記事をご覧いただいたのですね、感激です。
御社のFacebookでシェアしていだきうれしいです。
一人でも多くの方に見ていただいて
ハーレーのマフラー音量に困っている方の
お悩みが少しでも解消できればいいですね。
すばらしい商品を開発、販売していただき助かりました。
今後もユーザニーズにあった商品、期待しています。
このたびはお買い上げいただき誠にありがとうございました。
お気に入りいただけたとの事でスタッフ一同喜んでおります。
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もしご都合がお悪い場合はお知らせいただけましたら即刻削除いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
メカ好きさん、何時もながら良いものを探しますね。
見る限りこんな小さな物と思いますが効果があるのですね。
データグラフを見ないと気がつかないかもしれませんね。